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整骨院・接骨院の創業融資|開業資金と日本政策金融公庫の活用法【2026年完全ガイド】

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整骨院・接骨院の創業融資とは?日本政策金融公庫が最有力な理由

この記事の結論

整骨院・接骨院の創業融資を解説。日本政策金融公庫「新規開業・スタートアップ支援資金」の公式条件、開業費用の費目、柔道整復師法の施術所開設届と構造設備基準、保険を扱う施術管理者の要件(実務経験・研修)、保険診療と自費診療の収益計画の立て方を出典付きでまとめました。

整骨院(接骨院)の開業には、施術ベッド・医療機器・内装工事に加え、開業後に患者数が安定するまでの運転資金が必要です。必要な金額は物件・規模・機器を購入するかリースにするかで大きく変わります。柔道整復師の国家資格と実務経験は、日本政策金融公庫の創業融資の審査で事業計画の裏付けとして説明しやすい材料です。

整骨院は国家資格に基づく医療系業種のため、融資審査で「資格の裏付け」がプラス評価されます。ただし近年は整骨院の競争が激化しており、保険診療だけに頼らない収益戦略を事業計画書に盛り込むことが採択のポイントです。

創業融資代行・融資サポートの専門家を活用して、整骨院の収益構造を理解した事業計画書を作成することで審査で見られる点を満たしやすくなります。

整骨院が日本政策金融公庫を選ぶ理由

  • 創業前から申し込める:対象者は新たに事業を始める方、または事業開始後おおむね7年以内の方
  • 担保・保証人は相談で決まる:公式には「お客さまのご希望を伺いながらご相談」とされ、経営者保証免除特例制度を併用できる
  • 据置期間は5年以内:設備資金は20年以内、運転資金は10年以内の返済期間のうち、据置期間を5年以内で設定でき、開業後に患者数が安定するまでの猶予として活用できる
  • 金利は公表されている:令和8年11月2日現在、無担保・税務申告2期未終了の場合で基準利率は年3.75〜5.15%。女性・35歳未満・55歳以上の方などは特別利率A(同年3.35〜4.75%)

出典:日本政策金融公庫「新規開業・スタートアップ支援資金」、日本政策金融公庫「金利情報」(令和8年11月2日現在・2026年11月4日確認)。融資限度額は7,200万円(制度上の上限)で、実際の融資額は事業計画の内容や審査結果によって決まります。利率はお使いみち・返済期間・担保の有無などで異なり、金融情勢によって変わります。

整骨院の開業費用の内訳|費目と金額が変わる要因

整骨院の開業費用は、物件の広さ・立地、ベッド数、個室の有無、機器を購入するかリースにするかで大きく変わります。ここでは金額を断定せず、費目ごとに整理します。

費目主な内容金額が変わる主な要因
物件取得費保証金・敷金・礼金、仲介手数料など立地・面積、居抜きかどうか
内装工事費施術室・待合室・個室の造作、給排水・電気・換気の工事面積、個室の数、施術所の構造設備基準を満たすための工事範囲
施術ベッド・医療機器施術ベッド、消毒設備、備品ベッド数、新品か中古か
電気治療器・超音波等物療機器機種・台数、購入かリースか
運転資金開業後の家賃・人件費・消耗品などの当面の支払い患者数が安定するまでの期間、保険分の入金までの時間差
その他広告・看板、予備費など集客の方法と規模

内装の設計では、柔道整復師法施行規則が定める施術所の構造設備基準を先に押さえておくと手戻りを避けやすくなります。基準は、6.6平方メートル以上の専用の施術室を有すること、3.3平方メートル以上の待合室を有すること、施術室は室面積の7分の1以上に相当する部分を外気に開放し得ること(これに代わる適当な換気装置があれば除く)、施術に用いる器具・手指等の消毒設備を有することです。

出典:e-Gov法令検索「柔道整復師法施行規則」第18条、e-Gov法令検索「柔道整復師法」第20条(2026年11月4日確認)。運用の細部は施術所の所在地を管轄する保健所に確かめてください。

公庫の統計(全業種平均・参考値)

日本政策金融公庫総合研究所「2025年度新規開業実態調査」によると、開業費用の平均値は975万円(中央値600万円)、開業時の資金調達額の平均は1,219万円でした。開業業種の構成比では「医療・福祉」が16.7%で、「サービス業」(27.7%)に次いで高くなっています。

出典:日本政策金融公庫総合研究所「2025年度新規開業実態調査」(要約・2025年12月5日発表)/同・全文(2026年11月4日確認)。全業種の平均値であり、整骨院・接骨院に限定した数値ではありません。

医療機器:購入 vs リースの比較

比較項目購入リース
初期費用高(一括で支払う)低(月々のリース料)
融資審査設備資金として融資対象初期投資が減り融資額を抑えられる
総コスト購入額のみリース料の総額を、同じ期間の購入額と見積書で比べる
最新機器への入替売却して買い替えリース満了時に最新機に切替可

融資審査のポイント:医療機器を購入する場合はメーカーの見積書を添付。リースにする場合はリース会社の見積書と月額支払い計画を事業計画書に含めます。創業融資代行の専門家であれば、購入とリースのどちらが有利かをシミュレーションしてくれます。

整骨院の収益モデル|保険診療と自費診療の融資サポート戦略

整骨院の収益は保険診療と自費診療の2本柱です。近年は保険請求の厳格化が進んでおり、自費メニューの導入が経営安定のカギとなっています。

比較項目保険診療自費診療
1回あたり売上厚生労働省が定める療養費の算定基準による(患者負担分と保険者への請求分)院が自由に設定
入金タイミング患者負担分はその場、保険者への請求分は請求後に入金(時間差がある)その場で全額
融資審査での評価安定収入として評価高収益として評価
リスク保険請求査定の厳格化集客力が必要

月次収支計画に入れる項目(保険+自費の場合)

  • 保険診療の売上(1日の患者数×1回あたりの売上×営業日数)と、その入金時期
  • 自費診療の売上(1日の患者数×単価×営業日数)
  • 人件費(スタッフ・パート)、家賃、消耗品・材料費、水道光熱費・通信費、広告費
  • 融資の返済(借入額・返済期間・据置期間・適用利率から計算)
  • その他(保険・会費等)

金額は立地・規模・メニュー構成によって変わり、公表された統計はありません。自院の単価表と患者数の見込みから積み上げてください。

重要:保険分(療養費)の入金は請求から時間差があるため、開業直後は売上の計上と現金の入金がずれます。この期間を乗り切る運転資金の確保が融資審査の最重要ポイントです。融資サポートの専門家であれば、キャッシュフロー表を作成して審査担当者を説得できます。

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整骨院が日本政策金融公庫で創業融資を受ける審査ポイント

整骨院特有の審査ポイント5つ

  1. 柔道整復師免許:必須。医師である場合を除き、柔道整復師でなければ業として柔道整復を行えません(柔道整復師法第15条)。免許証コピーを添付し、取得年・登録番号を明記
  2. 実務経験:保険(療養費の受領委任)を取り扱う「施術管理者」になるには、令和6年4月以降、資格取得後の実務経験3年以上(うち保険医療機関で従事した期間は2年まで)と、施術管理者研修の受講が必要です。院長・副院長経験があれば大きなプラス
  3. 保険+自費のバランス:保険診療100%の計画は「保険請求の厳格化リスク」を指摘される。自費メニュー(骨盤矯正・姿勢改善・スポーツケア等)を含めた計画にし、その割合の根拠を示す
  4. 保険請求の入金タイムラグ:保険分は請求から入金までに時間差がある。この期間の運転資金が十分か
  5. 競合分析:出店予定地の周辺にある整骨院の数と、自院の差別化ポイント

出典:e-Gov法令検索「柔道整復師法」第15条、北海道厚生局「柔道整復師の施術に係る療養費の受領委任に関する申し出」(施術管理者の要件。いずれも2026年11月4日確認)

整骨院の事業計画書の書き方|創業融資代行の専門家で採択率UP

事業計画書の必須記載項目

  1. 施術メニューと単価表:保険診療メニュー+自費メニューの全リストと単価
  2. 患者数の見込み:1日あたりの患者数を月ごとに段階的に記載し、根拠(前職での担当患者・周辺の人口・集客施策)を添える
  3. キャッシュフロー表:保険請求の入金遅延を考慮した月次キャッシュフロー予測
  4. 差別化戦略:スポーツ外傷特化・産後骨盤矯正・高齢者向けなど、明確なターゲティング
  5. 集客計画:Googleマップ(MEO)・チラシ・地域イベント・医師との連携

創業融資代行の専門家に依頼するメリットは、整骨院の保険請求タイムラグを考慮したキャッシュフロー表の作成を任せられること。これが自力申請で最もつまずくポイントです。

整骨院の創業融資代行・融資コンサルの費用相場と選び方

確認する項目見るポイント
稼働の量月あたりの訪問・打合せ回数と1回の時間。時間単価に換算して比べる
業務の範囲相談対応だけか、資料作成・実務代行まで含むか
契約期間と解約最低契約期間、中途解約の予告期間と精算
成果の測り方何をもって成果とするか。成功報酬がある場合はその計算基礎
税務の扱い源泉徴収の要否、消費税の扱い、インボイス登録の有無

顧問報酬に公的な統計はありません。金額そのものより、上の5点をそろえて複数の候補を比べるほうが判断しやすくなります。

整骨院開業者には「税理士(顧問契約)」が最もおすすめ。保険請求の会計処理・消費税の取扱い・確定申告を開業後も任せられます。融資の相談を顧問契約の範囲で受けてもらえる場合もあり、保険請求に詳しい税理士を選べばキャッシュフロー管理もサポートしてもらえます。

整骨院開業に必要な資格・届出と認定支援機関の活用

資格・届出取得先・提出先期限・ポイント
柔道整復師免許柔道整復師国家試験に合格した者に厚生労働大臣が与える必須。これがないと開業不可
施術所開設届施術所の所在地の都道府県知事(保健所を設置する市・特別区では市長・区長)。窓口は保健所開設後10日以内に届出。開設者・開設の年月日・名称・場所・従事する柔道整復師の氏名・構造設備の概要及び平面図を届け出る。事業計画書に予定を記載
受領委任の申出(保険の取扱い)地方厚生(支)局保険を扱う場合に必要。施術所開設届の写し、免許証の写し、実務経験期間証明書の写し、施術管理者研修修了証の写しなどを添えて申し出る。申出の受理日が取扱いの開始日
個人事業の開業届納税地を所轄する税務署長事業の開始等の事実があった日の属する年分の確定申告期限までに提出

出典:e-Gov法令検索「柔道整復師法」第3条・第18条・第19条、e-Gov法令検索「柔道整復師法施行規則」第17条、北海道厚生局「柔道整復師の施術に係る療養費の受領委任に関する申し出」(申出の書類は同局の例。申出先は施術所の所在地を管轄する地方厚生(支)局)、国税庁「個人事業の開業届出・廃業届出等手続」(いずれも2026年11月4日確認)。手数料や様式は提出先にご確認ください。

日本政策金融公庫の「新規開業・スタートアップ支援資金」では、「中小企業の会計に関する基本要領」または「中小企業の会計に関する指針」を適用している(適用する予定を含む)方で、自ら事業計画書を策定し、認定経営革新等支援機関(税理士、公認会計士、中小企業診断士など)の指導および助言を受けている方は、特別利率Aの対象と案内されています。創業塾や創業セミナーなど(認定特定創業支援等事業)を受けて認定市区町村の証明書を取得した方も特別利率Aの対象です(女性・35歳未満・55歳以上の方は特別利率B)。

出典:日本政策金融公庫「新規開業・スタートアップ支援資金」(2026年11月4日確認)。各特別利率の値は「金利情報」で確認できます。

整骨院の創業融資と補助金の併用|融資サポートで同時申請

補助金整骨院での活用例
小規模事業者持続化補助金ホームページ制作・チラシ・看板
デジタル化・AI導入補助金(旧:IT導入補助金)電子カルテ・予約システム・レセコン
各自治体の創業補助金内装・医療機器の一部

上限額・補助率・対象経費は公募回・年度ごとに変わるため、この記事では数字を載せていません。申請前に最新の公募要領で確かめてください(デジタル化・AI導入補助金の名称は公式サイトで2026年11月4日確認)。

補助金は採択後に経費を支払ってから精算されるのが基本のため、融資で手元資金を確保し、補助金と組み合わせる計画にします。補助金申請代行ナビで補助金の詳細を確認できます。

整骨院の創業融資で失敗する5つのパターン

  1. 保険診療100%の事業計画:保険請求の厳格化リスクを審査担当者が指摘。自費メニューを計画に含め、割合の根拠を示す
  2. 運転資金が少なすぎる:保険分の入金は請求から時間差がある。その期間と患者数が安定するまでの期間を見込んだ運転資金を確保する
  3. 競合が多すぎるエリアに出店:周辺に整骨院が多いと審査で懸念される。差別化戦略を明記
  4. 高額な医療機器をフル購入:初期投資が膨らみ返済負担が重くなる。一部はリースを活用
  5. 集客計画が口コミ頼み:MEO対策・チラシ・地域イベント等の複数チャネルを事業計画に記載

整骨院の創業融資代行・融資サポートに無料で相談する

整骨院の開業は、保険請求のタイムラグを考慮した資金計画が最重要。創業融資代行・融資サポートの専門家に相談して、キャッシュフロー表まで含めた完璧な事業計画書を作成しましょう。

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よくある質問(FAQ)

A物件取得費・内装工事費・施術ベッドや医療機器・運転資金など複数の費目で構成され、物件の広さや立地、ベッド数、機器を購入するかリースにするかで大きく変わるため、一律の金額ではお答えできません。参考として、日本政策金融公庫「2025年度新規開業実態調査」による開業費用の平均値は975万円(中央値600万円)です(全業種平均で、整骨院に限った数値ではありません)。
A柔道整復師の免許は開業の前提です(医師を除き、柔道整復師でなければ業として柔道整復を行えません。柔道整復師法第15条)。審査では資格に加えて実務経験や事業計画の内容が見られます。保険を扱う施術管理者になるには、令和6年4月以降、実務経験3年以上(うち保険医療機関で従事した期間は2年まで)と研修の受講が必要です。
A制度上は可能ですが、近年は保険請求の厳格化リスクを審査で指摘されることがあります。自費メニューを含め、その割合の根拠を示した収益計画が推奨されます。
A保険分の入金は請求から時間差があります。その期間の運転資金を融資に含めて確保しましょう。キャッシュフロー表を事業計画書に添付すると審査担当者が安心します。
A税理士・融資コンサルなど依頼先の費用は事務所ごとに個別設定されており、統一された相場はありません。契約前に複数の専門家から見積もりを取ることをおすすめします。
A融資審査の観点では両方有利な面があります。購入は設備資金として融資対象に、リースは初期投資を抑えられます。融資代行の専門家にシミュレーションを依頼しましょう。
A家賃・人件費などの固定費、保険と自費の売上の割合、1日の患者数によって変わるため、一律には言えません。固定費を積み上げ、何人・いくらの売上で黒字になるかを事業計画書で示しましょう。
A法律上は同じです。どちらも柔道整復師が開設する施術所。融資審査への影響はありません。
A小規模事業者持続化補助金、デジタル化・AI導入補助金(旧:IT導入補助金。電子カルテ等)、自治体の創業補助金が候補になります。上限額・補助率・対象経費は公募回ごとに変わるため、最新の公募要領で確かめてください。融資と同時に申請できます。
A施術所開設届は、開設後10日以内に施術所の所在地の都道府県知事(保健所を設置する市・特別区では市長・区長)へ届け出ます(柔道整復師法第19条)。保険を扱う場合は、開設届の写しなどを添えて地方厚生(支)局へ受領委任の申出をします。個人事業の開業届は、事業を始めた日の属する年分の確定申告期限までに税務署へ提出します(国税庁)。融資申請時点では届出は不要ですが、事業計画書に予定を明記します。
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本記事の監修

齊木祐介(ASI株式会社 代表取締役)

AI・ロボティクスの導入支援、補助金・助成金の活用支援、専門メディアの運営など複数事業を統括。実務で得た知見をもとに、本サイトの情報を監修しています(運営:ASI株式会社)。

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